知り合いの名前
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眠らない街-歌舞伎町の写真素材 写真:カズキヒロ Pakutaso提供 |
知り合いの名前でぐぐる(google検索する)ことは別に法律で禁止されたりしていない。あんまりやるとネットストーカーになってしまうが。
たまたまもう17-8年くらい前に、新宿の場末の幽霊が出るようなホテル(※解体されました)でゆきずりのセックスした、テレクラで会ったスタイリストの子。駆け出しだったのかお金がなかったんだろうが、売春ではなくて、仕事で明日足りないというお金を俺が用立てした(貸した)のが縁でなぜか後にそういうことになったのだが。小柄でとても軽かったのを覚えている。真っ暗な宿はホントに出るらしく、殺気を感じてすぐにそこを後にした。
後日。僕がものすごい熱でうなされている時に泣きながら電話してきたのでつい「こっちの病状も考えろよ…」と切れてしまい、そのまま1夜だけで関係も切れていたのだが、なにしろそのときは金を貸した関係で身分証のコピーも貰っていたのとで(当然お金返して貰った時点で捨てているが)名前と風貌は覚えていた。
おととい、17年も前のことなのに突如思い出し、その子の名前をgoogleでどうにも検索したくなった。もう俺の人生が終焉に近くて、昔のことが走馬燈のように蘇っているのかもしれないが。人の人生がどうなっているのかを知るという気持ちで見ると検索1つでもドキドキとするものだ。
すると、まだちゃんとスタイリストをしているようだ。大御所まではいかないものの、そこそこのタレントは手がけており、信頼を得ていると。相変わらずでかい口を叩いてはいるが。仕事先はちょっと細い媒体だったが、まだちゃんと続いているようである。よかった。特に女子の場合、メアドなどはネットには書かない人が多いので、連絡手段があるとしたらその些細な仕事先にアポイントを取るくらいだけど、さすがにそこまでしようとは思わない。ちゃんと生きていればいいさ。
検索してよかった。安心して床に就くことができた。
(少し訂正した)
(2021年追記)記事ランキングを見ると、最近この記事が読まれていたので改めて見返した。しかし、コロナ禍の中ではその仕事も大変なのか、更新にあたり再度ググってみたが、ネットでは足取りが見えなくなってしまっている。
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