生きる
そのへんにあるどうでもいいパスタを食べる。
少し片付ける。
テレビ見る。こんだけ長い間やってて「鉄腕ダッシュ」を始めてみたが、ダッシュ村みたいな田舎の村もテレビの中でしか見れない世界になってるよね。この時間帯に昆虫なども採り上げたりして、ちょっとした教育番組ではあるのにちょっと驚いた。そして「イッテQ」で初見のワタナベ所属のイモト(イモトアヤコ)が、セーラー服に太眉で好感の持てる無謀な大役(百何十ヶ国を回る)でトリになっていてすげえなと思う。芸人としては英語対応がちゃんとできるようだし。バンジージャンプにしても、なかなか飛べないなりに(テレビに映る)時間を考えて、完全には暗くならないラインで飛んでいるし(スタッフに文句を言われた線も否めませんが)。
テレビは最近駄目な局なりに日本テレビがまた良くなってきた。午前から昼はニュース・芸能VTR使いまわしのせいでリソースをそこに裂いてない分、MCに頼る構造になってる点と、そこにお金が行ってないせいか、メインの時間帯の番組に幅があるのがいいのかも。
で、現実に話を戻すとなにげに今週も日曜日はまったく家から出てないわけです。土曜は歌舞伎町を巡っていました。生きるということには価値を見出せないほどルーティンワークな暮らしになってきていて、本来取材目的でめぐっていた歌舞伎町がただの飲んだくれる場に成り下がっていて、ほんとどうなんだろうと思う昨今なんですが、自分が思っていたこととほぼ同じことにはなってるよ。40代になってもワンルームに住んでいるであろうことは想像していたからいいんです。で、ここを終にしようとも思わないでもない。空気のように忘れられていくのには、新宿はいいんですよね。
そういや僕らが20そこそこの頃はバイト黄金時代で、バイトをしながらいろいろな夢をかなえようとしていた若者が沢山いた。いま40代くらいになってしまった人は低所得、ワーキングプア、ネット難民になってしまっている人が沢山いる。きっと同じ人だ。
なんできょうテレビでの新人女芸人レポーターのイモトを暖かく見ることができるのかを考えていたのだが、イモトはワタナベの養成所から、大学?を出るときに就職できずそのまま芸人入りしたという就職口みたいなポジションだから、彼女が不確実なポジションで準レギュラーを持ちえて無理な仕事で頑張ってるのは、まあいまどきの芸能の世界では芸人というポジションじゃないと露出すらできないような世界では普通の話ではあるのだが、なんか就職して、就職口に貼りついて頑張ってる新人を見るような思いのなるからじゃないのかなぁ。
そのまま最近の不確実な時代に生きる我々としては共感を感じるのかも。
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話は変わって。知り合いと話していてこんなネタが出たのだが、かつては「40歳くらいの、のんだくれで暴言を吐くようなのダメオヤジ」というのがどこの街にもいたけど、今は絶滅したよねという話。昔はどんな酒飲みの馬鹿でも、周囲が心配して結婚を紹介してくれたんだよね、で子供までいると。でも今の世の中だとそんなのないし、女の人も我慢せずすぐ逃げるからからまず独身だしね。ああなるほどね、時代によって少なくとも東京圏からは絶滅したそういうジャンルの人がいると。
そういう風にあらゆる世の中のポジションが変わってきているから産婦人科も激減するようなことになってきているんだろうけど、僕は未来に思うのはきっと海外で出産するような時代も来るのかなぁってこと。だって一般的な出産の減少以上に、産婦人科のほうがものすごいスピードで足りなくなるだろうから。そうなるともっとこれから国籍問題とかはむちゃくちゃになっていくのだ。
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痛いしほっといてもくるべき時にはくるんだから死のうとなんかはまったく思わないのだが、きょうはなんだか家の中に引きこもりたくなかったので、なんとなく不完全燃焼的な気分になっている。生きている気分がしない。お金がなくなってもいいから、やはり本能の望むままに外に出るべきだったか。
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さんざんNTVをほめたがガキの使いでケツドリルという、先端がねじになっているコマを尻穴に落とす最低な罰ゲームをやっていた。もちろんお尻の穴までの距離があるから裂傷につながるようなことはないのはわかるが、ねじは肉に対してもまずい。安全対策がぬるく、真似されたら危険。肛門破壊のバッキー事件を思わせる。こういう暴走力では日本テレビを超えるものはいないので、幅があるのはいいのだが、これはBPOレベルかではないかと思う(同じことを19時台にやってたら絶対に番組が追放される)。はてなで、ダウンタウン周りの人たちは一人で独立してやっていけない憐れみを見せている芸人みたいなことを言ってる人がいたけど、それ以前に、タイムスポンサーが無い時点からどうでもいい治外法権の番組になってるねぇ。
テレビと現実をいったりきたり。
生きてない。
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