強烈な匂いと中国とEC
最近なんか(俺のカラダから)強烈な匂いがすると配偶者に言われたので、原因はまったく違うかもしれないが一晩考えた挙げ句、ホルムアルデヒドが出ていると思われる(除去シート等をつかいだましだまし使っていた)、MDF合板の入った不織布のボックス引き出し(某ECからもらったもの)を全部捨てることにした。
関係はないかもしれないけれど、刺激臭が強い家具に、部屋から離れていてもわかるくらい敏感になってきたこともある。なんでそんな鼻が敏感になったかというと、鼻がもともと悪いので鼻うがいをしたりしていることもあるが、別の原因で生じている歯痛に関連して口内炎や歯の奥が膿んだりなど、たびたび口の中が腫れたりするくらいには別な所からカラダが弱っているからで、抵抗力が弱るとそういう敏感なセンサーも逆に反応してくる。
自分も部屋にこもりがちなので、窓は開けて換気はしていたものの、あきらかにしんどいので、カラダに実害が生じないうちに処分することにした。
ここからは、その家具をくれた好きなECの話に移る。同社、姿勢としては基本無条件で扱っているわけで、そのためか最近は【令和進化版】などと謳い中国系のただの仕入れた商品を売ってるだけのバイヤーが製造元すらわからないようなものをどんどんとセンター(流通用のECの倉庫)に搬入しているわけだが、それだけに粗悪品の混入も激しく、たとえばモバイルバッテリーに関しても、いま日本ではPSEマーク非対応の商品は販売してはならないのだが、同EC経由ではPSEがついていないような商品もつかまされることがある【当然返品もしたし、それを売っていたメーカーは準大手だったが後にそのECサイトを追い出されてしまい、(同じ商品と思われるものを)ブランド名を消して再度出品したりしている】。
このような某ECの商品無審査体制にかまけて、まあ中国には限らないのだが、多くは中国から、ときにひどいものも入ってくる。ホルム以外でも、場合によっては肉体や精神に実害のあるようなものもあってもおかしくはない。
個人的には中国シンパではあるし、中国家電大手のハイセンスやハイアールのような良い家電を出しているケースもあるので、別にすべてを否定するものではない。
ところで僕はかつてあの国の仕入れや発注をしようと十年二十年前には友達と調査をしていたことがあるのだが、中国の各所には零細企業が仕入れを行う巨大な市場の建物があって、そこで仕入れたものをマイブランドで出すような仕組みができてることが、まあよくある素性不明、安全性不明の商品をまん延させてしまう原因で、あとは製造工場での場合の中国委託というのは、ここ20年くらいはコストの問題から日本からの発注は当たり前だったが、品質管理をあまり縛っていないと、コピー商品が作りやすい仕組み(メーカー委託して生産している売れ筋の商品を、契約や現場で縛らないと(発注側の我々が知らないところで)コピー品として市場に出すことが可能だった。こういうようなのは、相手先のクオリティコントロールの仕組みが積み上がってきたいまでこそ少なくなったが、モラルに欠けるようなことをする工場もあるから、実際に過去には生じてしまうことでもあった。中国発注の量産フィギュアや、雑誌の付録が複製されて中国本土で売られていたなんてことはよく昔はあったと思う。
その舞台(クオリティおよび管理に欠けるモラルない販売者)が、ECサイトの倉庫発送ビジネスに変わっていただけなんだろうが、そんな輩に注目されてしまった、そのECサイトの行く末が心配になる。
僕個人としてはこのようなホルムが出る家具を作っているであろう中国の地方の工場勤務の方の健康のほうが心配ではあるのだが、ECは人が死んだりしないと別にこういった粗悪品でも流通させないような理性を持たないので、そこに殺されないように我々もレビューはじっくり見るなど、選別の目を持っていきたいと思う。
空気悪いといえば、我がまだいる会社もそうで、もともとはオール喫煙の会社で平成7年から更新していないエアコンのもとで仕事をしている。途中から禁煙にはなったので、昔よりも臭くなることはないが、タバコを吸っている人がいないにもかかわらず家へ帰ると衣服からタバコ臭がするので、かなり恐ろしいレベルでの副流煙的な被害はあるのだと思う。早く辞めてまともな空気を吸いたい。
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