2020年6月5日
2020年8月28日
ひとり釜山旅行をしていたとき、偶然見つけたこの店は非常に楽しかった。なにしろ言葉に悩む必要がないからね。隣にたまたま来た、韓国の知らないベンチャー独立したおっさんとしゃべって意気投合した。まだ翻訳ソフトなんてまともに使えない時代。5番目のおばちゃんは、ベンチャーおっさんの韓国語と僕の日本語を上手にとりもって翻訳してくれた。
ベンチャーおっさんには、帰国後、いただいた名刺のところに翻訳ソフトで書いた手紙を送ったが、返事はこなかった。そりゃ飲んでる時はこちらの素性なんてわかりはしない。当時はこちらはコンピュータ周りでもちょっと大人向けなお仕事をメインでやっていたので、ベンチャーのなんの得にもならない、しかも儒教国家で敬遠されるのはいたしかたない。
店のテントにはDX歌舞伎町のメンツが来た記念のマジックペンによる書き込みがされていた。DX歌舞伎町といえば、歌舞伎町の〇〇〇〇〇小屋だ。海を隔てて、こんなところで歌舞伎町と出会うとは。あとはよく町場の居酒屋にあるように、名刺がいっぱい貼られていた。
さて、夜も遅くなった。韓国人客もほとんど店いなくなり、さびしく木枯らしが吹いてきても、おばちゃんは閉店近くまで僕を店においてくれた。なんで日本語しゃべれるのかを聞いてみると、たしか身内が1人日本に留学か就職かしていたのだと思われる(さすがに経年しすぎて、記憶があいまい)。でもそれだけ日本というのは、実際には身近な場所なのだ。
いまはまだあるのだろうか? どちらにしても、行ったところで、僕のことなど覚えているはずもないのだが、韓国おばちゃんの優しさ(時に酷い人もいるが、おおむね優しい)は、知り合いの誰1人いない異国では気持ちを和ませてくれる。
早くコロナ収束して、普通にならないかな、そして、外国に行くことができるようにならないかな。
ー記事をシェアするー
登録:
コメントの投稿 (Atom)
コメント