グーグル様はいわゆる昨今の日本のアイドルと同じでストーリー展開を楽しませている会社なんだとわかった。
グーグルのお陰で相当便利になったしむしろ収入まで与えられているわけですが逆にグーグルのお陰で愚民化が進んでいるという気もするのです。ネットの世界ではBing検索エンジンと一応国内では大手二択ということにはなっていますが(グーグルとYahooは検索内容がほぼ同じなので実質上グーグルと同じとみなされる)、今のグーグルに逆らうとネット社会ではアクセス数激減という村八分になるのです。まーそういうこともあってあいつのことは無視できないのですよ。ということはやっぱり独占というのはよくないわけで、共産圏みたいなことになりかねない。もっと検索エンジンシェアがバランスのよい国にいたかった。
グーグルが凄く進んでいる印象を持つのは検索エンジンとしての力で、それにストリートビューやグーグルアースなどの突拍子も無い、誰も考えてないことをやったことが大きくて、あとはアド関係だろうけれど、でもいまだに自然語で長文入れて検索してもちゃんとした回答も出てこなくて、なんだか機械に人を合わせろ、という色がまだまだ濃いですよね。もしかして頭悪いんじゃないか。
グーグルはなんでも教えてくれるからなんだかわからないときはグーグル先生に聞いてご覧よ、とよく最近「先生」と呼ばれていますが、先生ではなくて実際はグーグルはほんとは知ってるわけじゃないわけで、ネットにコンテンツが集まらないことには、なんにも正解を導けないのですわ。
最近、SEO関係業界の人がものすごく驚愕するいわゆる検索順位をかき回すアップデートがあったのですが、SPAM界隈の人が「これからはコンテンツに内容があってある程度字数があるものでないとインデックス+SEOの効果出なくなったよ」って懸命にいってますけど、アレ実は内容のないコンテンツをはねたということではなくてグーグルの中にいる小人が単純に「求める検索結果としてのデータが不足しているからこうすればちゃんとした内容のページが集まるんじゃないの」というどうでもいい考え方で「じゃーやってみよーか」とはなくそでもほじりながら言っているようなことのような気がする。
まあそんな「先生」のおかげでSEOの会社はライターを募集するわ、長文を書く仕事が増えるわでライター業界とか内職業界界隈はにわかなバブルがやってきそうな気配はあるのですがあいつら(グーグル)、社会をコントロールする能力は持ってるよな。自分のコンテンツとともに雇用までどうにかしちゃおうっていう話だからさ。通貨とかも持ってくれればいいのに。
革命の座は電子書籍では上手く握れていないようだし、失敗しているプロジェクト数も半端ないグーグルだが、広告と検索の世界ではある程度の力を持っているのは事実で、さらに最近は日本の数少ない発展産業だった携帯電話までグーグルのOSで持ってっちゃってるわけで、もしかしたら結構経済的には恐ろしい未来が待っているような気もしないでもないのだが、そんなエンドユーザーのどうでもいい人間でもに未来を妄想させる楽しさがあったりダメな部分もこれはある、意味未熟なアイドル的なところで、ツンデレなサジェスチョンを楽しませたりしているのがどうもなんだかアイドルの育成シミュレーションなんじゃないかと最近思っているわけです。一時期のITバブルのときも登場人物にものすごい自己顕示を感じたけれど、グーグルの場合は「人」が見えなくて「会社」が見えるという感じで(最近は結構露出はしてきたけれど、それでもかなり秘密の多い会社)。今は人個人よりもグループでの総合的なストーリー作りの時代。FC2だってDeNAだってNAVERだって人よりも会社のほうが見えているわけで。アイドル性、芸能性のあるのは今は会社なんだということでなんとなく納得してみたりするわ。
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