酉の市
まず前年1万だった人の店へ行って、1万でできるだけいいやつといったら既に大きいサイズしか売れ残ってないので、通常2万くらいの結構なサイズのものが1万でした。あと5000円で適当なのも買ったけど、まあまあ大きいのが買えた。あくまで粋で買うものなので原価などを考え始めると割りが合わないのですが、商売人、しかも水仕事みたいな我々の業界では熊手のひとつも買って少しでも安心したいのだ。なので最後に行ったらやっぱり残り物には福がありましたよ。
よく考えたら、去年は他の班と共同で買ったのでおととしの熊手を返していなかった。結果このザマ(病気その他)なので、やっぱり信じることにして、小さいのからはじめなおすことにした。
まあいつものDMに囚われずいろんな所で買うとわかるけど、店ごとに大きいのが得意だったり、拍子が豪華だったり、猫のぬいぐるみ状のものがたくさん乗ってるのが得意だったり、枡に飾りつけてるところとか、手押しの車に乗ってるのとか、いろいろ個性ありますな。
「あの組はどこと併合したから今年の運勢はどうだろう」などと組の背後関係とかを考えながら買ってたりして(だってそっちの筋の人だってよい年だった人もいれば、実は喪中だったりとかそうでない人もいるだろうしね)。
「そんなことはない、あっちの人ではない」というのが、一応建前ですが、この地域は枠を越えた横の横断組織があるので、今年は鞍替えでどうなるかと思われたところとかも普通に出れてて、わりとまだまだ新宿のあっちの業界はそんなに緊張はないんだなぁと思いました。こんな場所で荒れられても困りますが。
テキヤ筋の人ともいくらかお話しましたが、テキヤの人は熊手の値段とか知らない人もいましたねぇ。地方を回ってる関係なんでしょうか。
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