川下りと山登り
たいした旅行ではないのだが日帰りで長瀞(ながとろ、埼玉県)に行ってきた。埼玉といっても秩父エリアはSuicaすら使えない、時が止まったエリアなのだ。秩父鉄道は駅舎も年期の入ったものが多く、長瀞で驚いたのは、階段とかなく出口に出るにはホームにある踏切を渡る必要があるということ。
いや、正確にはうちの田舎の私鉄(いまは第三セクター)の某駅でもそうなっているところはあったのだが、大人になってからは久々で線路を渡ること自体が懐かしすぎる。
難点は、帰りに対面ホームに電車がきていても(踏切が閉まったままのため)乗れないということがあるのだ。対面ホームから乗る場合、改札に早めに来る必要がある。
あとやはり地場産業が観光、川下りと山登りといった感じで、街中のあらゆるところで川下りチケットを販売しているのはすごいなと思った。
残念だったことは、ローカルビールになぜかIPAがあるのだが、様々なところで手に入らず、それをのめなかったこと。
秩父は観光でいくぶんには精神衛生には非常によい土地だ。川と山が近いからだろうが、長瀞や西武秩父駅以外は人が多くなく、駅付近に車の往来も全体的に少ないことも大きいだろう。西武線でも飯能から先に行くと、駅前で動物が飼われていたり、人里のない駅があったりでなかなかの郊外感だが、秩父鉄道沿線は逆に街があっても、数十年レベルで時の止まった田舎を思い出す感じがあって、悪くないなあと思う。
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